都内で育ち、東大工学部にある何をしているかよくわからないことで有名な学科を5年かけて卒業し、つい最近スイスのETH Zurichという大学の統計学の修士課程を卒業しました。このETH Zurichには、学部時代にも1年間交換留学していたので計3年在籍していました。この11月からロンドンのアルゴリズム取引をやっている会社で、機械学習エンジニアとして働いています。
自分が海外で大学院を受験したり就活したりしてみた中で、もっと早く知りたかった事が結構ありました。例えば、海外での大学院出願や就活ではレジュメが大事になってくるわけですが、そういったゲームのルールを学部一年からよく知っていて入念に準備している海外の学生と、学部後半や修士になってからそれに気づく日本の学生では、結果に相当の差が開いてしまいます。ましてや、たちの悪い場合には、国内ではゲームの存在さえ知られていないために本来それをプレイしていたかもしれない人達がそれをスルーしてしまうようなケースもあるように思います。(アルゴリズム取引まわりの就活については特にそんな感じかなと思います。)ただ、そういう話というのは(日本語圏の)ネット上を探しても意外と見つけにくかったりする一方、当人は一度それを経験すると何だが自明になってしまうので、結局誰も日本語の記録を残さないままになってしまうことが多いように思われます。そういった暗黙知っぽいものを書き残しておけば、もしかすると誰かの役に立つのではないかと思います。
過去の自分が知っておきたかったことを書くわけなので、想定する読者は当然、自分と似たようなゲームをプレイしたい人、あるいはどんなゲームがあるのか興味がある人ということになります。具体的には、海外大学院に行きたい人、海外で働いてみたい人、数学とか計算機科学が好きな人/得意な人、世界トップの数理/情報系の会社で働きいてみたい人、大学で成績を取るというゲームが得意な人あたりを想定していて、そういった人たちにとっては多少は参考になるかなと思います。
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- 自分がいちいち書くまでもないが、もっと知られていても良いんじゃないかと思う話
記事の内容は2022年10月末(もしくは最終更新時)時点での個人的なの見解であり、情報の正確性の保証はありません。 当然ですが、ゲームのルールはご時世と共に変化していくものなので注意してださい。
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