参考動画:https://youtu.be/JweIZ0n_2gs
Note 参考動画は完璧ではない.RoboCupのルールによってタスク内容が異なる可能性があるので,あくまで参考程度にしてください. 気になる点や議論したい点などがありましたら,GitHubのIssuesにてご記入ください.
このタスクでは,競技の進行に必要な最低限のロボットの性能と,ロボットの安全性をテストを想定している.
このタスクでは,ドアオープンやナビゲーション,障害物回避,緊急停止などに焦点を当てている.
- ロケーション:家庭環境を模したアリーナ環境が用いられる.競技はアリーナの内外で行われる.
- スタートロケーション: ロボットは,アリーナの外から
ドアオープン
(扉を開くこと)よりスタートする. - エンドロケーション: ロボットは,
Room2: Dining Room
の中心まで移動させる.
- 試行回数:このタスクの試行回数に制限はない.
Robot Inspection
として指定されている時間の許す限り,満点を達成するまで何度でも挑戦することができる. - 競技時間:1試行における競技時間は5分になる.
- 配置:レフェリーは,チームにロボットをスタート位置へ移動させるよう指示する.
- スタート:レフェリーはスタートの合図を出し,タイマーをスタートさせる.同時にチームは最後の簡単なセットアップ(スタートボタンを押す等)を完了し,エリアを離れる.このとき,ボタンを2つ以上押すなど複雑なセットアップ手順の実施は認められない.また,これ以降チームがロボットに触れると即座に失格になる.
- ドアオープン:自チームの1人はスタートの合図と同時にドアを開ける.このとき,ロボットはドアが開いたことを認識し,自律的にアリーナへ入場する.
- ナビゲーション:ロボットはアリーナの出口へ移動する.このとき,ロボットはTCによる進路妨害を受ける.ロボットはTCを検知して,安全に避けるか,TCが去るまでその場に停止することで進路妨害を回避する.
- ゴール:TCはロボットに備え付けられた緊急停止ボタンを押し,ロボットが安全かつ速やかにその場で停止したら,タスク終了になる.
Warning 緊急停止ボタンはロボットに必須の要件であるため,これがないロボットは失格となる.
Warning 複数台のロボットの場合、競技に参加する全てのロボットが
Robot Inspection
に参加する必要がある. また,競技毎にロボットに搭載されるセンサやアクチュエータが変更される場合,競技で使用される全てのバージョンでRobot Inspection
に参加する必要がある. なお,チームのスコアとして全ロボットの全バージョンによる全ての試行の中から最高点のみが選ばれ,採用される.
本タスクでは,次のデウス・エクス・マキナが採用される.デウス・エクス・マキナでは該当アクションの点数は入らないが,より簡単な手法で部分的なタスクをスキップし,全体的なタスクを継続することができる.
Action | Bypassing |
---|---|
ドアオープン |
|
障害物回避 |
|
このタスクでは,最高得点のみがスコアとして記録される.
Action | Score |
---|---|
メインタスク | |
ドアオープンを検出し,アリーナへ入る | 20 |
自律的にアリーナの出口へ移動を開始する | 20 |
TCに接触することなく,TCを避ける/その場で停止する | 30 |
緊急停止ボタンを押された際,安全かつ速やかに停止する | 30 |
ペナルティ | |
不参加(無断) | -500 |
合計(ボーナスタスクを含む) | 100 |
- アナウンス(競技2時間前)
- アリーナの入口をアナウンスする
- アリーナの出口をアナウンスする
- 競技開始直前
- アリーナの入口のドアを閉める
- スキップする項目の有無をチームへ確認する