陽性登録情報の可視化:陽性登録タイムラグの推定 #831
Replies: 4 comments 13 replies
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ありがとうございます。 |
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@parasite2006 さんありがとうございます。 例えば、 |
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結構厳しいな。と言う印象は受けますね。 |
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@parasite2006 この値を使えば、症状が出てから実際に陽性登録に至るまでの時間を高い精度で推定できるかと思います。 個人的にGitHub Actionsを使って運用している読み込みプログラムを置いておきます(Pythonです)。 |
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以下は接触確認アプリ本体のコードとは直接関係ないものの、アプリの効果を考える上で参考としてご覧いただければと考えて投稿させていただきました。
私は「陽性登録者の発症/検査日から登録実行までどのくらいのタイムラグがあるのか、その結果陽性登録者と接触してから接触通知が届くまでにどのくらいかかっているのか推定する手がかりにならないか」と考えて、@kvaluation さんがGoogle Data Studio
https://datastudio.google.com/reporting/069598a2-3f01-4b51-b023-cdb478992182/page/blffB
で公開して下さっている推定接触日つきの接触キー数データを1月中旬からデータ配信日ごとにグラフ化するようになりました。
接触確認アプリの接触通知の送信対象時期の範囲と陽性登録用処理番号の請求方法は以下のように変遷しています。
A) 陽性登録日から過去2週間/保健所からの検査結果連絡時に口頭請求
(〜2020年12月14日まで)
B) 発症/検査日の2日前から陽性登録日まで/口頭請求
(2020年12月15日〜2021年6月末)
C) 発症/検査日の2日前から陽性登録日まで/口頭請求+MY HER-SYS IDによるスマホ請求
(2021年7月1日〜2021年11月末)
D) 発症/検査日の2日前から陽性登録日まで/口頭請求+スマホ請求+SMS通知
(2021年12月〜現在)
配信日2020年8月21日(時期A)、2021年8月25日(時期C、2021年夏第5波の最大値)、2022年1月27日(時期D)の3枚のグラフをご覧ください。
時系列順に見ると、
接触通知の送信対象時期が絞られる前:配信日2日前(推定陽性登録日の前日)から過去に遡るにつれて徐々に減少
接触通知の送信対象時期が絞られた後:配信日2日前から4日前(推定陽性登録日の前日から3日前)の3日間が最も高く、そこから遡ると徐々に減少
処理番号のSMS通知導入後:配信日2日前(推定陽性登録日の前日)が飛び抜けて高い。そこから遡るにつれて減少するが、推定陽性登録日から1週間以上経ってから提供されているキーがまだある。(こういうタイムラグの長いキーは提供されたキー全体に占める割合は低いものの、Twitterのつぶやきには上がってくるので目立つ。タイムラグの長い接触通知は受信者の接触確認アプリに対する印象を確実に悪くし、信頼を損ねている)
接触通知の送信対象時期が絞られている現在、陽性登録者との接触から接触通知受信までの間のどの段階でどの程度のタイムラグが生じうるかを概念図にまとめました。
発生届が医療機関でHER-SYS登録されず、FAX送信されて保健所で代行入力された場合の上積みタイムラグ3日間は、2021年7月28日開催の厚労省アドバイザリーボードの西浦先生資料
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000812898.pdf
p.84の2021年7月の値を採用しました。このタイムラグは感染拡大時にはさらに延長されると考えられます。
検査から結果判明までのタイムラグもまた、感染拡大時にはさらに延長されることが容易に想像できます。
陽性登録用処理番号のSMS通知導入は陽性登録率の向上には大きく貢献したものの、陽性登録のタイムラグの短縮にはまた別口の方策が必要だと言えます。
余談ながら、英国の接触確認アプリは構想段階の数理モデル研究
https://togetter.com/li/1564332
https://www.science.org/doi/10.1126/science.abb6936
で「新型コロナウイルス感染者の発症から隔離(+接触者の検疫)までの時間間隔が3日まで延びると感染の抑え込み(実効再生産数<1の実現)に失敗する」との結論を得て、陽性登録時の本人確認の厳密性よりも陽性結果判明から登録実行までのタイムラグの短縮を優先する決断を下し、陽性登録プロセスから本人確認段階を排除しています。
https://twitter.com/tyonarock/status/1431019847173873665
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